整備工場などで車のバッテリーを交換する際に、古いバッテリーは回収してもらうのが一般的です。
ですが、実は車のバッテリーは売ることができるんです。
壊れていたり、もう使えないような廃バッテリーであっても売値がつきます。
本記事では、車のバッテリーを売るタイミングをはじめ、バッテリー買取業者の選び方を解説します。
バッテリーを売るなら買取業者がおすすめ
車のバッテリー交換作業は、大手カー用品店かディーラーで作業をしてもらうことが一般的です。
大手カー用品店やディーラーならバッテリー交換作業をお願いすると、使えなくなったバッテリーを無料で回収をしてもらえます。
ガソリンスタンドの場合は、一部有料での回収になることも、、、。
車のバッテリーは本当は売れるのに、無料で回収してもらうのはなんだか勿体無いですよね。
車のバッテリーを売るのであれば、バッテリー買取業者に回収をお願いするのがオススメです。
バッテリー回収業者の選び方
バッテリー回収業者を選ぶ際は、「一般廃棄物処理業許可」「古物商許可」2つの許可を持っている業者を選びましょう。
バッテリーの回収業者を選ぶ行為にも「排出者責任」が発生します。
※ 「排出者責任」とは:廃棄処分を依頼した側に責任が課せられる可能性がある。
のちに面倒なトラブルに発展させないためにも、きちんとバッテリーを処理してくれる上記2つの許可を持った回収業者を選ばなくてはいけません。
車の廃バッテリーの売却相場
回収される車の廃バッテリーは、リサイクルされる上に、中に入っている鉛に「200円前後/1kg」の価値がつきます。
壊れている車のバッテリーであっても売ることができるのは、鉛に価値があるからです。
車の廃バッテリーのサイズにもよりますが、おおよそ「100円前後/1kg」で計算されて買取されることが一般的です。
ただし車の廃バッテリー買取相場は日夜変動しますし、バイク、軽自動車、コンパクトカー、ミニバン・SUV、トラックで搭載されているバッテリーの大きさが異なるため、その都度買取額の計算が必要です。
車のバッテリーを売るタイミング
一般的には、新品バッテリーに交換してから2〜3年でバッテリーの寿命を迎えると言います。
新品に交換してから2〜3年経過した車のバッテリーは、売るタイミングであると推測しても良さそうです。
ただ、バッテリーは高価なものですのでできるだけギリギリまで使いたいと考える人も多いはず。
そうした方は、テスターでバッテリーの電圧を測定してみましょう。
測定結果によって、バッテリーの状態を明確に判断することができます。
- 13V以上:良好
- 12.5V付近:そろそろ交換が必要
- 12V以下:直ぐに交換をしたほうが良い
電圧が低くても充電をすればある程度までは電圧が戻ります。
しかし、充電をしても改善しない場合は交換をしたほうが良いでしょう。
バッテリー電圧が低くなってくると以下のような症状が発生します。
- エンジンの始動が悪くなる
- パワーウィンドウの動きが鈍くなる
- 灯火類が暗くなる
廃バッテリーを売る方法
バッテリー交換時に廃バッテリーを処分する
ディーラーや大手カー用品店でバッテリー交換をする際に、一緒に廃バッテリーを処分してもらいましょう。
バッテリー交換時に廃バッテリーを処分すれば、最もスムーズに処分をすることができます。
※プロに任せるため、バッテリー交換工賃1,000円〜1,500円が発生します。
冒頭でもお伝えしました通り、車のバッテリーを買取をしてくれることはなく、無料で回収されるのが一般的です。
ガソリンスタンドでは、バッテリー回収費用という名目でお金を取られることがあるので、ガソリンスタンドは避けたほうが無難です。
もし車の廃バッテリーを売る目的があるのであれば、廃バッテリーを持ち帰ってきて買取業者に別途買取りしてもらうのが良いでしょう。
廃バッテリーを自分で交換して売る
ご自身にバッテリー交換の知識とご経験があるのであれば、自分でバッテリー交換をするのが最も安く済む方法でしょう。
ご自身で行うため工賃は一切発生しません。
古いバッテリーは買取業者に売れるので、新しいバッテリーの費用も安く済ませることができます。
ただし、バッテリーの中には腐食性が強い電解液が入っているため、取り扱いを間違えてしまうと大きな災害につながります。
また、バッテリーの繋ぎ方を間違えてしまうと、車の電装部品を損傷させたり、最悪の場合は火災につながる可能性もあります。
ご不安な方は無理にご自身で行わずプロに任せるのが良いでしょう。
まとめ
まとめると以下の通りです。
- 車のバッテリーは壊れていても売ることが可能。
- 車のバッテリーの買取価格は「100円/1kg」で計算される。
- 「一般廃棄物処理業許可」「古物商許可」を持っている買取業者を選ぶ。
- 「新品交換から2〜3年経過した車のバッテリー」「12Vを下回る車のバッテリー」は売るタイミング
- バッテリーには危険な液体が入っているので、無理に自分で交換しない。工賃はかかるがプロに任せるのが無難。
どれだけ古い車のバッテリーでも売ることは可能です。
もしご自宅の倉庫や駐車場などに古いバッテリーが溜まっているのであれば、無料回収をするのではなく、買取業者に買い取ってもらうことをオススメします。
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