見たこともない車買取のチラシが郵便ポストに入っていて、怪しいと感じた経験はありませんか?
郵便ポストに車買取のチラシが入っていた場合は、あなたの愛車が窃盗団による盗難のターゲットにされている可能性があります。
本記事では、車買取のチラシをポストへ入れた業者の正体、チラシを入れる目的をはじめ、盗難から愛車を守る方法にも触れていきます。
車買取のチラシをポストに入れる業者の正体とは
車買取のチラシをポストに入れたり、ワイパーに挟んだりする行為をするのは、ほとんど外国人の中古車買取業者の仕業であることが多いです。
車買取のチラシには、電話番号や住所や古物商許可番号などが記載されていることが多いですが、これらの情報は全てデタラメで実在しない「架空の業者」であることがほとんどです。
架空の業者である以上「盗難」が目的であることはまず間違いないでしょう。
車買取のチラシをポストに入れる理由
盗難を目的として車買取のチラシをポストに入れるのには以下の理由があります。
- 車が動いていないことを確認している
- セキュリティが外れていることを確認している
- オーナーの住所、生活時間、行動範囲
- もしバレても逃げる口実になる
- オーナーと鉢合わせをしても言い逃れる口実にもなる
車買取のチラシをポストや車のワイパーに挟んでおくことで、ターゲットの車が日常的に動かされている車両かを確認しています。
ワイパーにチラシを挟んだとして1週間後に見に来た際にも同じ状況であれば、少なくとも1週間は放置されていることがわかりますよね。
また、ポストに車買取のチラシを入れておけば、チラシがいつ無くなったのかタイミングを見計らえば、オーナーがいつ帰ってくるのか、生活時間までも予測をすることができます。
仮にチラシを入れている最中にオーナーと鉢合わせをしたとしても、「買取をさせていただけませんか?」と買取目的の意思を示して言い逃れをすることもできるわけです。
窃盗団はチラシを挟むことで、私たちが想像しているよりもはるかにたくさんの情報を仕入れているようです。
車買取のチラシが挟まれやすい地域
Nシステムがなく車を保管するヤードに持ち運びやすい場所が、車買取のチラシが挟まれやすいとされています。
例えば、千葉県野田市には日本最大のオートオークション会場があります。
こうしたオートオークション付近は、田舎であることが多いためNシステムがなく、ヤードに車を持ち運びやすいため盗難率が圧倒的に高いのが特徴です。
千葉県野田市のオートオークション付近に限らず、全国にあるオートオークション付近にお住まいの方は、盗難被害に警戒した方が良いでしょう。
車買取チラシで狙われやすい車
狙われやすいのは圧倒的に旧車が多いです。
中でも1990年代~2000年代初頭の国産スポーツカーは、海外でも高値取引されているため、チラシを挟んで盗むための情報収集をしていることが多いようです。
車買取に見せかけたチラシを設置する下見の際に、
どんなセキュリティがついているか、
オーナーがどのような生活時間なのか、
積載車に載せた際の逃走ルートの確保
などなど、しっかり調べている可能性もあります。
旧車が狙われやすい一方で、盗難率の高い最新のレクサスLXやランドクルーザーに関してはチラシなどは使いません。
CANインベーダーを使うことでわずか数分で盗んでいってしまいます。
盗難から愛車を守る方法とは
- チラシがあったら業者を調べてみる
- こまめに愛車をチェックする
- 不用意に保管場所や車に関する情報を話さない
- フレンドリーな外国人には注意(イベント会場で狙われているかも)
- 見えないようにしておく
- 駐車監視付きドライブレコーダーをつける
まず車買取のチラシがポストに入っていたら、すぐにチラシに記載されている情報を調べましょう。
架空の業者であれば、確実にあなたの車盗むつもりでいます。
盗まれないために、車をこまめに愛車動かして放置していないことをアピールすることも重要です。
また、不用意に車の保管場所や車に関する情報は話さないようにするべきです。
車のイベント会場などでフレンドリーに話しかけてくれる外国人にも警戒するようにしましょう。
つい色々話しすぎてしまい、それが原因で愛車が盗まれてしまっては元も子もありません。
もう一つの盗難防止対策として、物理的に見えないようにしておくのも効果的です。
車にカバーをかけて保管をするだけで、盗難される確率が著しく下がるというデータもあります。
車にカバーをかけて保管し、駐車監視付きドライブレコーダーも装備しておけば万が一の際も安心です。
まとめ
車買取のチラシがポストに入っていたら、あなたの愛車が窃盗団による盗難のターゲットにされている可能性が高いです。
上記で紹介をした愛車を守る方法を実践して、窃盗団から愛車を守るために強く警戒をすることが大切です。
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