車を手放す時に「悲しい」「寂しい」「辛い」と感じる心理とは

The sad psychology of letting go of your car 未分類

車を手放す時に気になることといえば、「いくらで買取してもらえるだろうか」「スムーズに売れればいいな」ということでしょう。

ただそれと同時に、車に愛着を持っていた人であれば、愛車との別れに「悲しい」「寂しい」「つらい」という感情も同時に抱く方も多いです。

中には愛車との別れを惜しんで泣く人もいます。

 

本記事では、愛車を手放す際に「悲しい」「寂しい」「つらい」と感じる心理をはじめ、「悲しさ」「寂しさ」「つらさ」を和らげる方法も紹介していきます。

 

愛車を手放す際に悲しい・寂しいと感じる人は多い?

それだけ大切な合者であっても、訳あってどうしても愛車を手放さなければいけないこともあります。

愛車を手放す際に「悲しい」「寂しい」「つらい」と感じる人がどれくらいいるのか、Twitterで調べてみました。

上記の結果から分かるように、車を手放す時に「悲しい・寂しい・つらい」と感じる人は非常に多いようです。

実際に筆者も愛車を手放した経験がありますが、同じように悲しいという感情を抱きました。

 

ただの工業製品であるにもかかわらず、自動車に対してはなぜ悲しさ・寂しさ・つらさを感じてしまうのでしょうか。

その理由は、自動車には「苦楽を共にした沢山の思い出」が詰まっているからでした。

車を手放す時に「悲しい」「寂しい」「つらい」と感じる心理とは

車を手放す際に感じる「悲しい」「寂しい」「つらい」という感情を抱く心理は、苦楽を共にし沢山の思い出が自動車には詰まっているからだと筆者は考えます。

  • 車屋さんで初めて出会い、一目惚れをした時の感情。
  • 納車前日の夜はワクワクして寝られなかった記憶。
  • 休日に愛車で出かけた楽しい思い出の数々。

「数ある工業製品の中で「愛」が付くのは”自動車”だけ」と言われますが、

こうした全ての「思い出、記憶、感情」が色濃く詰まっているからこそ「愛車」と呼ばれるのであり、だからこそ自分の一部と化し、手放したくない・別れたくないという心理が働くのだと思われます。

 

愛車を手放さざるを得ない理由

車を手放す理由は十人十色で様々な理由があります。

愛着があっても、断腸の思いで泣く泣く手放さなくてはいけない状況もあるでしょう。

 

自分の一部と化しているいわゆる「家族」のような存在であるにもかかわらず、手放す選択をするのにはどういった理由があるのでしょうか。

車に乗らなくなった

年齢を重ねるとともに、生活環境の変化で車に乗らなくなってしまうケースはよくあります。

転勤などで都市部に職場が変わってしまったり、海外に転勤になり車を所有し続けることが難しくなったり、結婚を気に引越しをすることになり車が不要になってしまったという話はよく耳にします。

 

転勤で都心部に職場が変わってしまう場合、都心部の駐車場料金が高く、維持費を捻出できないため、泣く泣く手放すケースも多いようです。

 

また最近では、高齢ドライバーの事故が多発していることで、高齢ドライバーの免許証自主返納に伴って車に乗らなくなた理由の一つとされています。

買い換える

新車で購入した場合は、平均して8年ほどで乗り換える決断をするのがケース多いと自動車検査登録情報協会のデータでも明らかになっています。

 

自動車は古くなるにつれて税金が高くなり、車そのものも劣化していきます。

経年につれて増えていく「税金」、経年につれて下がっている「愛車の売却価値」考えて、10年以内に車を乗り換えることが一般的になっています。

 

税金問題や車の売却価値の他にも、結婚や出産を機にファミリーカーに乗り換える選択をする人も多いようです。

維持費がかかる

維持費の問題は愛着のある車を手放す決断を下す最大の理由と言えるでしょう。

「できることなら、今の愛車を手放さずに新しい車を増車したい。」と皆さん思うはずです。

しかし、現実問題はそうはいきませんよね。

 

車一台を所有し続けるためには、

  • ガソリン代
  • 駐車場費用
  • 重量税
  • 自動車税
  • 自賠責保険料
  • 任意保険料
  • 車検費用
  • メンテナンス費用

などなど、数々の維持費がかかります。

車が古くなるほど税金が高くなる日本においては、車を維持し続けることは簡単なことではありません。

 

例として、普通乗用車(スズキ・スイフト 排気量1,000cc 実燃費19.6km/L)を一台維持するために、年間でどれくらいの費用が必要なのかざっくり計算をしてみました。

項目 月間費用 年間費用
ガソリン代 5,800 70,000
駐車場費用(8,000/月) 8,000 96,000
重量税 683 8,200
自動車税 2,083 25,000
自賠責保険料 833 10,005
任意保険料 8,000 96,000
車検費用 2,083 25,000
メンテナンス費用 5,000 60,000
合計 32,482 390,205

上記の表を見ても、コンパクトカーを一台維持するだけでも月間3万円以上、年間にすれば40万円近くの維持費が必要になることがわかります。

上記の例は新しいコンパクトカーを維持する前提ですが、年式が古く燃費の悪い大排気量のスポーツカーを維持するとなれば、税金もガソリン代もメンテナンス費用も倍以上に嵩むため、上記の2倍以上の維持費が必要になる可能性も十分に考えられます。

維持費が捻出できないため、苦渋の決断で愛車を手放す決断をされる理由も理解できます。

故障してしまった

工業製品ですので仕方がないことでありますが、年式が古い車であればあるほど故障することも頻繁に起きてきます。

故障する度に、車を修理する費用を捻出しなければいけません。

 

故障する箇所によっては、中古車が一台買えるほどの修理費用が発生することも、、、。

高額な修理費用が発生したため、愛車を手放して乗り換えたという方も多いようです。

部品が出ない

新車発売から20年〜30年経過した車の場合、メーカーからの部品供給が止まってしまうことが多々あります。

メーカーが部品供給をやめてしまうと、たとえ修理をしたくても、新品部品がないため車を修理することができません。

 

著しく年式の古い車は、部品がないためディーラーでも修理を拒否されることがあります。

新品部品が見つからず、泣く泣く車を手放してしまうこともあるようです。

悲しさ・寂しさ・つらさを和らげる方法

たとえどのような理由であっても車を手放すことは、悲しさ・寂しさ・つらさを感じるものです。

楽しい時も辛い時も苦しいときも、いつも一緒にいてどこにでも連れて行ってくれた愛車だからこそ、思い出として残しておきたい方も多いと思います。

悲しい気持ち、寂しい気持ちを少しでも和らげる方法をご紹介いたします。

写真をたくさん撮っておく

車を手放してしまう前に、今一度たくさんの写真を撮っておきましょう。

今まであまり写真を撮ったことがなかったという人も、最後のお別れまでにたくさんの写真を撮って思い出として残しておくことをオススメします。

 

車を手放す前に、もう一度思い出の場所に出かけて一緒に写真を撮るのもいいですし、家族全員で最後に写真を撮るのも良いと思います。

あえて昔にぶつけてしまった傷なども撮っておくと、あなたの思い出として色濃く残ります。

撮影した写真は、アルバムなどにまとめて保存しておくと素敵な思い出になりますよ。

 

本格的なアルバムにしたい場合は、プロに撮影を依頼することもできますが3万円〜10万円の費用が発生します。

プロにイラスト作成を依頼する

写真ではなくあえて「イラスト」にすることで、イラストならではの温かみが感じられる形として思い出に残すことができます。

部屋の壁に飾ったりすれば、いつでも素敵な思い出に浸ることができます。

 

プロにイラストをお願いする場合は、手書きのイラストのほかに、PCを使ったイラストの2種類をお願いすることが可能です。

双方で価格や技法が異なりますので、ご自身の希望に合わせたイラストを選ぶのが良いでしょう。

ミニカーを買って飾る

ミニカーを買って飾ることも、愛車を手放す悲しみや寂しさを和らげる方法の一つです。

前の愛車と同じミニカーを買って飾っておく人は意外と多いものです。

 

古い車から新しい車まで、様々なミニカーが販売されていますので、きっとあなたの愛車と同じ車種のミニカーもあるはずです。

「車種名+色+ミニカー」でネット検索をするとすぐにヒットしますので、ミニカーを飾ってみてはいがでしょうか。

ミニカーであれば数百円で購入できますので、気軽に形に残る思い出として残しておくことができます。

車の一部の部品を保管する

思い出として車の一部の部品を保管する方法もありますが、あまりお勧めはしません。

なぜなら、車の一部部品を外してしまうと買取査定額に大きな影響が出てしまうからです。

 

「では車を売却せずに、車検が切れた状態で駐車場に残しておくという方法もあるのではないか。」

こう考える方もいらっしゃるかもしれませんが、維持費や場所のことも考えると、とても現実的ではありません。

ただ置いているだけでもスペースが必要になりますし、車は動かさないとすぐに劣化が進み、やがてボディが錆びてエンジンもかからなくなってしまいます。

 

ですので、思い出として車の部品を外してしまうのはやめておきましょう。

 

中にはナンバープレートだけを思い出として手元に残しておく人がいますが、NG行為になりますのでやらないようにしてください。

ナンバープレートは自動車検査協会から借りているものですので、登録が切れた車のナンバープレートは返却しなければいけません。

最後に洗車をする

「今まで色々なところに連れて行ってくれてありがとう」という感謝の気持ちを込めて、車を手放す前に洗車をすることも、悲しさや寂しさを和らげる一つの方法です。

洗車をせずにディーラーに車を引き渡してしまうと、「最後くらい綺麗に洗車をしてあげればよかった」という後悔が残ったまま最後の別れになってしまいます。

 

きっとあなたの愛車も、ピカピカに洗車をしたら喜んでくれると思いますよ。

大切にしてくれる人へ譲る

できることなら、自分が大事にしてきた車だからこそ、大事に扱ってくれるオーナーへ譲りたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ディーラーや車買取業者に手渡してしまうと、どのような方の手に渡ったのかが全くわかりません。

 

大事に扱ってくれるオーナーへ譲りたいと思う方であれば、大事にしてくれそうな知人に譲っても良いでしょうし、ご自身のご家族に譲ってみるのはいかがでしょうか。

 

譲るのではなく買取をしてほしい。でも次のオーナーさんは良い方を見つけたい。

こうした希望がある方は、ディーラーや車買取業者に手放すのではなく、あえて個人売買でオーナーさんを見つけて見るのも良いかもしれません。

場合によっては、ディーラーや車買取業者に手放すよりも高値で買い取ってくれるオーナーさんが見つかることもありますよ。

 

まとめ

車を手放す際に「悲しい」「寂しい」「辛い」と感じる心理は、数々の素敵な思い出が車には詰まっているからです。

車へ愛着があればあるほど、愛車を手放すときに悲しい気持ちになったり寂しく感じたりするものです。

時に愛車との別れがつらいと感じて泣くこともあるでしょう。

 

手放したくなくても、やむを得ない理由から手放さなくてはいけないこともあります。

 

車を手放した後の「悲しさ」や「寂しさ」「辛さ」を和らげるために、できるだけ思い出を形に残して、手放す前にピカピカに洗車をして最後のお別れを告げましょう。

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