ご自身の大切な愛車を売るなら、できるだけ高く買取してもらいたいですよね。
愛車を高く売るためには、車買取でマイナス査定になるポイントを把握して対策をすることが大切です。
本記事では、車買取でマイナス査定になるポイントを解説していきます。
結論から申し上げますと、車買取でマイナス査定になるポイントは以下の6項目になります。
- 外装のダメージによるマイナス査定
- 動作不具合によるマイナス査定
- 内装のダメージによるマイナス査定
- エンジン周りのダメージによるマイナス査定
- 走行距離によるマイナス査定
- 社外品の装着
また、マイナス査定への対策方法は以下の3項目です。
- 常に車を綺麗に保つ
- 小さな傷や凹みはそのままにしておくこと
- 車内の臭いを消す
詳しくは以下の本文で解説をしていきます!
車買取でのマイナス査定の基準
車買取でのマイナス査定の基準とは、
ズバリ「市場の車両相場に対して、車両状態が平均以上か平均未満か」で判断されます。
買取業者の買取目的が「再販して利益を出すこと」である以上、車両状態が査定基準の全てとなります。
「本来純正でついていなければいけない部品がついていない。」
「ドアやボディーに傷が入っている。」
「内装が著しく汚い。」
「走行距離が非常に多く、内燃機関に故障が見られる。」
こうした条件の車に関しては、買取をしても再販するために手を加えなければいけなくなるため、どうしてもマイナス査定をされて安く買取されてしまいます。
車両状態だけに限らず、「車種」「グレード」「年式」についても、不人気車種や年式が古い車に関してはマイナス査定をされてしまうでしょう。
マイナス査定になるポイントと対策方法
車買取でマイナス査定になるポイントは5つあります。
外装のダメージによるマイナス査定
傷、凹み、汚れなどの外装ダメージは一番目立つポイントです。
小さな凹みや傷は問題になりませんが、大きな凹みや傷はマイナス査定になります。
もし外装に大幅なダメージがある場合、買取業者は車買取後に再販するために板金や再塗装を行わなければいけません。
外装にダメージがある車は、買取業者が買取をしてから販売するまでの手間と費用を増えるため、マイナス査定となってしまいます。
ボディだけの凹みや傷だけでなく、ナンバープレート、天井、鍵穴周辺などくまなくチェックされます。
車買取の査定前に洗車をして車を綺麗にし、日頃から傷や凹みをつけないように気をつけて車を管理しましょう。
動作不具合によるマイナス査定
「ヘッドランプやテールランプが正常に動作するか」
「ドアやパワーウィンドウが正常に作動するか」
など、査定では各部の動作チェックも行われます。
各部の動作チェックで動作不具合が発見された場合はマイナス査定となります。
たとえ交換が簡単な部品であったとしても、動作不良であれば印象が悪いためマイナス査定になりかねません。
動作不具合を確認したら、査定前に交換しておくのも一つの手でしょう。
内装のダメージによるマイナス査定
内装で最もチェックされやすいのは、最も目につきやすい「シート」「ダッシュボード」「タバコやペットの臭い」の3つです。
シートやダッシュボードの汚れに関しては、カー用品店においてある市販のクリーニング剤で汚れを落とすことができるので、査定前に綺麗に汚れを落としておきたいところです。
内装の「タバコやペットの臭い」に関しては、車内クリーニング専門の業者にお願いしなければ臭いを消すことはできません。
ただ業者にクリーニングをお願いするとお金が掛かります。
とはいえ、車の臭いが酷い場合は3万円〜5万円もマイナス査定になってしまうこともあります。
「タバコやペットの臭い」が一度付着してしまうと、元に戻すのに多大な費用と労力が必要になりますので、車は日頃から綺麗に使用するべきです。
車を乗り換える前提で購入するのであれば、なおさらタバコやペットの臭いがつかないように、綺麗に車を使うように心がけるべきでしょう。
エンジン周りのダメージによるマイナス査定
エンジン周りのダメージは大幅なマイナス査定になる可能性が高いです。
「ベルト類」「バッテリー」などの消耗部品の劣化に関しては、マイナス査定の心配はありません。
しかし、「エンジン本体」「ラジエーター」などの内燃機関に該当する部分の故障・修理・交換が必要と判断されれば、大幅なマイナス査定になってしまいます。
車買取時の大幅なマイナス査定を防ぐために、日頃からオイル交換等のメンテナンスを心がけておきましょう。
走行距離によるマイナス査定
過走行の車は当然マイナス査定となります。
査定においては一般的に、一月1,000kmを走行することを基準として査定を行いますので、一月1,000kmよりも多ければマイナス査定になります。
マイナス査定になる例)
基準:新車から3年の車であれば【12か月×3年×1,000km=36,000km】
査定する車の走行距離:新車から3年落ちで走行距離60,000km
※査定基準の走行距離よりも24,000km過走行のためマイナス査定
社外品の装着によるマイナス査定
車買取のシーンでは、純正品から社外品に変更されているほどマイナス査定になる傾向があります。
車買取では純正であることが最も高く評価されます。
社外品に交換しても純正品は手元にとっておくべきです。
車を売却する際には、できるだけ純正品に戻して車を買取してもらうのが好ましいとされています。
社外品をつけたまま売るとマイナス査定になる可能性がありますので、純正に戻してから車を売却し、社外品はパーツ買取店に個別で売るのがベストでしょう。
マイナス査定を防ぐためにすべきこと
大切にしてきた愛車を少しでも高く買取してもらうために、マイナス査定をされないために日頃から気をつけるべきことを紹介します。
常に車を綺麗に保つ
査定前に車を洗車しておくのは効果的です。
車がピカピカであれば、査定士の印象も良くなるでしょう。
しかし、車は常に綺麗にしておかなければ、いざ掃除をしても汚れが落ちないものです。
汚れを放置してしまうと汚れがこびりついてしまい、シミになって取れなくなります。
車内の臭いも同じです。
車を売却するときに掃除が大変にならないように、常日頃から車を綺麗に保っておくことが大切です。
小さな傷や凹みはそのままにしておくこと
小さな傷や凹みに関してはマイナス査定にならないので、手を加えずにそのままにしておきましょう。
素人が下手に手を加えてしまうと、車の状態をさらに悪化させてしまうこともあります。
もし仮に、小さな傷や凹みを直すためにお店で修理をしたとしても、修理代金に相当するほど査定額が上がらない可能性があります。
もしボディーに手を加えるのであれば、洗車をしてワックスをかけてピカピカにするところまでにしておきましょう。
車内の臭いを消す
車内の臭いはマイナス査定に繋がりやすいため、常日頃から以下の項目を実践していきましょう。
・車内でタバコを吸わない
タバコは臭いだけでなく、ニコチンで車内が黄色く汚れてしまいます。車内でタバコを吸わないようにすることが大切です。
・車内にペットを入れない
ペット特有の臭いが車内に付着して取れなくなってしまうため、出来るだけペットを車内に入れないようにした方が良いです。
ただ、どうして車内にペットを入れる場合は、専用のキャリーケースを利用して臭いや毛がなるべく付かないように気を付けましょう。
・なるべく窓を開けて換気する
臭いが軽度の場合は、窓を開けた換気で解決することもあります。
・臭いがついたらすぐにシートを掃除する
もしシートに臭いがついた場合は、シートは硬く絞ったタオルで水拭きをしましょう。
・エアコンフィルターをこまめに交換する
エアコンの臭いで車内の臭いが発生することもあります。エアコンの臭いはエアコンフィルターに付着しているため、定期的にエアコンフィルターを新品に交換しましょう。
・消臭剤を設置する
カー用品で販売されている市販の消臭剤でも十分に消臭効果を発揮します。
まとめ
今まで大切にしてきた愛車であればあるほど、車を高く買取してほしいと思うはずです。
車を売却する直前から車のメンテナンスを始めても、すでに手遅れなこともあります。
少しでも車を高く買取してもらうために、日頃からマイナス査定を防ぐ対策をしていきましょう。
コメント